TOHOシネマズ名古屋ベイシティで「ローン・サバイバー」を観る。なんて痛い作品だ！ 銃に撃たれる痛さ、ナイフが刺さる痛さ、岩にぶつかる痛さ、枝が当たる痛さなどを視覚から感じる。

『ローン・サバイバー』大ヒット上映中

2005年6月、アフガニスタンの山岳地帯である特殊任務に就いていた4人のネイビーシールズは200人を超えるタリバン兵の待ち伏せに遭い、猛攻撃を浴びてしまう。それは世界最強の戦闘能力を持つ精鋭部隊といえども、死に等しい絶望的な状況だった。そんな想像を絶する極限状況の中、一人の兵士が生き延び奇跡的に生還する。

引用元:映画『ローン・サバイバー』 – シネマトゥデイ

「落ちたら痛い」ということを表現できれば満足なんじゃないか、と思うくらい、崖から転がり落ちるシーンが長い。落ちていく中で、いろんなものにぶつかり、いろんなところを怪我する。映画なら傷ひとつなく助かるような展開なんだろうけど、実際はそんなことないんだよね。

徹底的に、負け戦。戦争映画って、負ける方の視点で観ることはそんなにないよね。殺されるかもしれない恐怖がずっと襲ってくるんだから、精神もやられてしまう。

奇跡的に生還することは分かってるのに、助からないんじゃないかと思ってしまう。そして、なぜ助かったのかが分かると「敵」ってどういうことなのかってことも考えてしまう。助かってよかったね、とは簡単に言えない作品だ。